新緑の谷へ

新緑に染まり始た美しい谷に来ました。

セットした目覚ましより、ほんの僅か前に奇跡の自然起床。用意してバイクに跨りました。

現地に到着しバイクを駐車すると、心配していた寝不足や体力面の不安無く、登山道入り口にある地蔵に豊釣と安全遡行を祈願して快調に歩き出します。

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あちこちに雪崩の爪跡が残っています。こういった場所では、必ずと言って良いほど死臭が漂い、自分達で引き起こしたであろう雪崩に巻き込まれた鹿の死骸が見つかります。

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林道を歩き、隣を流れる川に魚影を見ながら、去年の夏に訪れた時と同じ2kポストを目指します。

ノンビリ行くつもりで予定より少し遅い8:30分遡行開始。水温6度ながら、ユスリカ、ガガンボ、カワゲラ、カゲロウ類、トビケラ類、ハエ目とありとあらゆる虫たちが飛び交い、日の光を反射しキラキラする光がとても幻想的でした。

時間的にも合ったようで、開始早々から15〜20cmが相手をしてくれました。

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時間を空けながら狙うと一つのポイントで、最多6尾出た所もありました。

岩魚も出ました。いかにもイワナの着きそうな、本当に小さなスポットに落とすと、岩陰から出て来て食い付きました。

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この22cmのイワナはヤマメに比べて太い体と黒い体色、オレンジと黄色の斑点がとても美しいです。

雪崩の痕の鹿の死骸。

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あちらこちらにありました。

新緑にミツバツツジが映えます。お尻まで浸かるところもあり水温6度では、やはり冷たいですね。

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水生昆虫を観察したり、サンショウウオを探したりしながら遡行しました。

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苔の緑も綺麗です。

とあるポイントに差し掛かり、岩に身を潜めて肩から順に上流方向へ打ち、ヤマメを出して行き、更に上でと思い岩陰から様子を伺うと、大きな岩に挟まれた比較的水深のあるポイントの底に黒い大きなモノが見えました。初めは、沈み石かと思いましたが、少し目を凝らすと僅かに揺れます。イワナです。尺は確実にありそうな個体が定位していました。

次の瞬間、ハッっとして岩陰にサッと隠れました。ヤバイモノを見たかのようにドキドキしながら、毛鉤の針先、ハリス、周りの障害物、併せる方向、キャストの方向、毛鉤の投下地点、取り込み位置を点呼しながら、チェックしました。この大きなチャンスを外すワケにはいきません。

慎重に岩陰から身を乗り出し、キャストします。第一投目、狙った所に毛鉤が落ちるとそのイワナが反応しました。しかし、追いきれなかった様子。

少し待ってからの第二投目、イワナの上流方向に、先程よりも遠目に落としました。すると、そのイワナが毛鉤に向けてスーっと動き、次の瞬間、パクリと咥えたのです。

そしてこの日、最大、抜けない感覚のトルクフルな引きに、岩の隙間に入られたりしないかドキドキ。イメージしていたとは言え、狭く岩に囲まれた所では難しく感じましたが、待望のネットインの瞬間が訪れました。

ヒットしてからランディングまでの時間は、実際にほんの数十秒の事なのかもしれませんが、とても長く感じられました。

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体高と太さ、翼のような鰭と力強い尾鰭、重厚な体色に感動を隠しきれず、ギリギリネットに収まったイワナを見て、思わず雄叫びをあげ、手はプルプルと震えていました。

興奮覚めやらぬ中、メジャーで計測すると29.2cm。尺上!と思っていましたが・・・足らず。しかし、こんな興奮をありがとう!とストマックを採り、リリース。

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大小様々に食していました。中でも特に興味深いのが、何かの骨。下部左の乳白色に消化されかけたモノが本体?小鳥かコウモリと思われますが・・・なんでしょうか。ストマックポンプの先に詰まる様にくっ付いて来ました。雑誌などでは見たことがありますが、イワナって凄いです。 

このイワナを釣ったすぐ後に、一発ドドーン!!!と雷が鳴った所で竿をたたみ、沢通しに潜った橋まで戻り、細く急な仕事道?(一部崩落箇所あり)を林道に上がり下山。

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たくさんのヤマメと良いイワナが釣れました。次回訪れる時は、もっともっと大きくなった魚達に出会えるよう、林道入り口にある地蔵に感謝と手を合わせ帰路につきました。

竿ー天空テンカラSE31、ラインーミディ3.0とFC投げ2号2.7mに1.5号のGM FX50cm、ハリスーGM鮎0.4〜0.6号1m、毛鉤ー#16〜12。

 

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