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OPINEL#10と黒染め加工

OPINEL #10 Carbonモデルを購入しました。#7は持っていますが、やはり小さい・・・店頭で実際に手に取りしっくりくる大きが#10でした。#9だと若干小さく#12だと大き過ぎました。今までは、ペティナイフやカッターを使っていましたが・・・やはり雰囲気に欠けます。

OPINELフォールディングナイフは、形状や材質からアウトドア感が漂ってきて良いですね。しかも安い!

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#7はステンレスモデルで研ぐ以外に特別なケアは必要ありませんでしたが、#10は炭素鋼のため、手入れを怠ると簡単に赤錆が発生してしまいます。人体に無害とは言え、刃を侵食するので抑えなくてはなりません。

そこで、ネットでたくさん紹介がある「黒染め」を施すことにしました。(四三酸化鉄被膜、フェロマイト処理、アルカリ化成処理とも言うようです。)

この黒染め加工は、新品の状態で施すのが一番良いと言うことで、早速実施。

用意する物

 

  • 炭素鋼の刃
  • 軍手などの刃物から手を守れる手袋
  • 紅茶(ティーパックや葉っぱ。アールグレイを使いました。)
  • 酢(酢よる違いはわかりません。リンゴ酢を使いました)
  • 刃の全体が浸かる大きさの容器
  • ハンマー
  • +ドライバーやポンチ
  • ペンチ
  • 針金
  • 食用油(イタリー産EXヴァージンオリーブオイルを使いました)
  • オイルで刃や柄を漬けておける袋など。(ジップロックを使いました)
  • 汚れても良い布やキッチンペーパー

 

先ず、刃を取り外さなくてはなりません。ロックした状態で、刃を傷防止に厚紙とラジオペンチで挟んで持ち上げると、簡単に外れました。(安全のために手袋の装着を)

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次に、刃を止めている棒のカシメ(出っ張っている方)をヤスリで、ガリガリ削ります。

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ヤスリで、削ったら+ドライバーやポンチを使い、削った側からハンマーで叩き込むと、棒が抜けます。思ったよりも、かなり抜けにくかったのでリューターも使い細かい出っ張りも取り除きました。

最初は、反対の平な側から抜けるだろうと思い、ポンチや+ドライバーを力いっぱい打ち込んでみても全く抜けませんでした。

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手を綺麗に洗ってから、新品の刃を中性洗剤で入念に洗い、油分が付着していない状態にします。ここでサボると、ムラになったり、失敗の原因になるようです。(特に.一度使用してしまったものは特別な脱脂材を使う必要があるようですね)

刃全体が浸かる深さの容器を用意。今回の場合は、ペットボトル1Lサイズの上部をハサミでカットしたものです。

紅茶の葉と水を鍋で煮て、かなり濃いめに抽出し、冷まして置きました。そこに紅茶7:3酢(リンゴ酢)を混ぜた溶液をつくり、そこに針金などを通した刃を漬け、縁に針金を固定しまし、このまま5時間くらい放置しました。

 

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刃を漬け込んでいる間に、木製グリップを加工します。

吊るして置くのに、紐を通す穴が無いので、ドリルで穴を開け、2mmの細引きが通る様にしました。皮製の紐の方が雰囲気が出ますね。そのうち取り替える事にします。

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更に、ジップロックに入れたオリーブオイルに漬け込みました。(3時間くらい)

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こうすることで、グリップが湿気や水分で膨張し、刃の開閉がキツくなるのを防ぐ効果があるそうです。〜油が良い、とか、〜油の方が良い・・・などいろいろあるようですが、自宅にあるEXヴァージンオリーブオイルを使いました。

そうこうしているうちに、刃の炭素鋼と溶液が反応して、泡が発生し四三酸化鉄被膜を形成していく様は、なかなか興味深いです。(刃物と言う問題はありますが、夏休みの自由研究とかにも良いのでは。)

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数時間後には、泡だらけに。

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5時間後、溶液から引き上げてみると、真っ黒に染まった刃が!水で濯いで一晩乾かします。

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グリップは3時間後に取り出し、中性洗剤で洗って乾燥。この後、数十分後に見てみると、油分が汗のように出ていたので、キッチンペーパーを敷いてお皿の上で乾燥させました。

この「黒染め」の正体は「黒錆」。錆です。錆で錆を止める。毒を持って毒を制す!

錆止めには、油分も欠かせない、と言う事で、翌朝に乾燥上がりの刃をキッチンペーパーで包んで、グリップを漬けていた残りのEXヴァージンオリーブオイルに漬けて9:20に家を出ました。それから帰宅が、翌0:40。そして、袋から取り出して洗う頃には1:00。15時間くらいも漬け込んでいたことに・・・(汗)

しかし、漬け込み時間は問題なかったようで、スポンジに中性洗剤でゴシゴシ洗っても取れない、しっかりとした染め上りです。

 

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水分をキッチンペーパーで拭き上げた後に、薄くEXヴァージンオイルを塗って刃が出来上がりました。

バラした手順と逆に構築してOPINEL#10フォールディングナイフの黒染め加工の終了です。

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加工を終えて、分解する時にカシメを削り取った事で、ロック機構がより簡単に外れるようになりました。容易に脱落すると言うものではありません。刃を出した状態で刃をロックする時は、未加工時、同様にしっかりロックされます。

包丁と同じように、砥ぐ事で育成感もありそうです。

渓ゴハンが、より楽しみになります!

 

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