奥の奥の間へ
奥の奥の間へTTさんに連れて行っていただきました。自身、最奥となります。
気温も雰囲気も秋本番を迎えつつあります。
木道が出来たのがほんの数年前。数カ所、今年の雪崩での崩落個所を気を付けて通過。プチアスレチックも通過。
1度登山道が、沢に接近して気持ちが釣りモードに。しかし、また離れてもう一度接近する所からが良いのだそうです。
川が気になって足元の注意を怠ってしまいがちに。途中、気味の悪い個所も・・・
入渓点に到着し下降。釣りの準備をして、さぁ釣るぞ!
と言う所でTTさん、早速のヒット!も残念ながらバレてしまいました。
入れ替わり、セオリー通りに一通り攻めて無反応の場所を、岩の下に送り込んでしつこく誘いをかけると、ヒット!たまらず毛鉤を咥えた、初奥の奥の間イワナ。真っ黒で腹のオレンジが濃いイワナです。
釣り上げてからこの写真の間に少し色が薄くなりました。釣り上げたばかりの時はもっと黒かったのです。
今回の釣行は、イワナと言う事で隊長Mさんのアドバイスもあり、ハリス0.8号に毛鉤は#10以上を使いました。何時もに比べれば、かなりのヘビータックル。
下の林業が入って杉のある区間とは明らかに違う、美しい渓相の中を釣り上ります。
このくらいのサイズが出て、皆、真っ黒で腹がオレンジだったり黄色だったり、何よりもヌメリ感とか宝石よりも美しい。
流れ込む支流の度に、細くなって行きます。
比較的明るい所で釣れたイワナ。それでも暗い色に黄色が印象的で口も曲がり始めて格好良さが出てきた雄。
この流れ込みの先は、本当に細い流れとなりポイントもゴルフカップさながら。
倒木で堰き止められ、落ち込みになり、水深も、沈み石が絡む小さいけど激熱ポイント。手前に飛び出す棒があるのでキャストからヒット、取り込みまでイメージして望みます。
そしてイメージ通りにキャストすると沈み石の間から、この日最大のイワナが出て来ました!毛鉤を咥えた所を見て完璧な合わせを入れ、抵抗後イメージ通りに飛び出す棒右へ誘導。
ところが棒を越える寸前に、最後の抵抗で、棒左の小さな落ち込みにダッシュされ、イワナは下の段に。08のハリスと言うことで強引に引っ張ると、頭が棒を回った所でバレた!
もう完全なミスです。悔しいです。ショックです。左メインで振っているので左から攻めたので右に走るだろうと、実際右に走ったのに・・・左から寄せて来た方が良かったのに・・・完全に魚の勝ち。完敗です。
気を取り直して釣り上りましたが、そのポイントが魚止めだったようで、先はチョロチョロしただけの流れに。
気付けば標高にして1600m。稜線まであと少しまで来ていました。
魚の気配が無くなり、下山することに。途中、巨大なギガドバミミズを見つけ、大イワナのつもりなってみたり(笑)
途中、昼食を取りいろいろ広げてインスタント物を調理。
渓で食べると何でも美味い!カップヌードルシーフードと五目ご飯を食し。TTさんは、沢麺屋狂次さんのようなラーメンとオニギリ!
荷物は増えるけど、このためなら頑張れます。
そして下山。登山道から林道のへ登る坂が本当に心臓破りできつかった!長時間の登山道歩き、長時間の下りが足に来ます。登山の為の筋肉は登山することでしか鍛えられないのですね。とは言え、最近の持久力アップトレーニングと下半身強化の為か、筋肉痛にはなりませんでした。
帰りの林道では、飛んで行き岩の中に入ったソウシチョウ。巣でもあるのかと思うと、隠れているだけ。少しづつ近づいて、最後にはほとんどレンズの最短撮影距離まで近づいて撮影しても逃げず。手を目の前に捕まえる形にした所で飛び立ちました。
赤い嘴と羽にウグイス色の綺麗でかわいい鳥たち。
そして、TTさんが見つけたこちら!
カワネズミのです!まだ子供です。今までで捕獲を試みたことはあっても、1度も捕まえられませんでした。
ネズミと言っても、ハリネズミのようにモグラの仲間です。顔は、正にモグラそのもので、他の食虫目同様に目はほとんど見えていないようです。水辺での生活に適応し、あの押しの強い渓の流れの中、空気のスーツをまとい泳ぎ回ります。そして自分と同体長の渓魚を捕食します。逆に大きなイワナなどには捕食されていますが。
そしてこいつも見つけました。(奥の渓、小さな流れ込みにて)