ハックルの下拵え。

ハックル材として使える羽は多種ありますが、その中から代表的な3つの下拵え。 

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左から、「コックネック」、「コックサドル」、「ヘンサドル」。

・コックネックとコックサドル。

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  • ストーク=羽軸の事。ストークから生える毛を「ファイバー」と言う。このストーク部分はボディ材やレッグ材としても使えるので余分も取って置くと良い。
  • ウェッブ=フワフワした綿毛の部分。
  • テーパーがきつく使用に適さない部分は、ストークも太くハックル材として不適なのでストークから毟り取る。
  • 使用する部分のみ使う。フックシャンクに固定する部分を、少し折り返し↓写真のように櫛状にして置くと、より抜け難く出来る。グレードの高いもの程、この部分が長く、ストークも細くファイバーのハリも良い。

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*コックサドルの場合、ウェッブやテーパーがきつく使用できない部分はありません。

 *使用しないストーク部分は、ボディ材やレッグ材としても使用できるので捨てずに取って置きたい。

ヘンサドルタイプの場合。

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  • ストーク=羽軸の事。
  • ウェッブ=フワフワした綿毛の部分。一般的に取り除いて使用する。
  • ファイバー=ストークから生える毛の事。

点線の所で、ウェッブと使用する部分に分け、ウェッブを慎重に取り除く。いきなり力を入れると、途中でストークが切れてしまったりするので注意。

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ウェッブを取り除いたら、更に点線の位置で分ける。先端のファイバーの短い側がフックシャンクに取り付ける部分。

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パートリッジやヘンフェザントなども同様に下拵えします。