初めてのシャロムの森

晩秋の「シャロムの森・神々の宿る森と渓」へと秋山郷Uさんと吉田代表と出掛けました。個人の山のため一般河川が禁漁の中、放流ニジではない天然のヤマメとイワナを釣る事が出来きる唯一の管理釣り場?ではないでしょうか。

道中、白鳥が!迷子でしょう。近くの中禅寺湖は飛来があるのでしょうか。にしても少し時期早々な感じもしますが。

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Uさんカーに乗せて頂き、8:30の待ち合わせの少し前に着くと、シャロムの森HPのトップ画像を飾る犬達が出迎えてくれました。トップ画像中(右)の、まだ仔犬なのにすっかり大きく青犬。二匹とも人懐っこくて可愛いです。

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紅葉もピークを過ぎ、地面や渓沿いを染めていました。

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管理棟にて受付を済ませ割り当て区間へ。

毛鉤会の中で、「とくじろう橋」の相性で呼ばれる「R」と「L」区間の分岐点に架かる橋より。

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準備を済ませると、Uさんは「R4」へ向かい、代表は「L」の最上流部へ。自分は、初めてなのでオススメと言う「R1」を。

その前に橋の上から毛鉤を打ち、橋の袂に定位するヤマメの様子を見るてみると、毛鉤を見た途端に猛ダッシュ。スレているようでした。

「R1」へ移動し釣り開始!上方も比較的開けていたので仕掛けは、竿→別誂金剛布袋竹握り36を33メインで。ライン→ぶっ飛びテンカラ3号3.3m、FC投げ2号3.3m。ハリス→GM0.4号一ヒロ、GM鮎0.3号一ヒロ。毛鉤→#16でスタート。

思ったより水量が無く、フラットな浅い流れが続く中、所々の水深のあるポイントに魚が溜まっている様子。そう言ったポイントに毛鉤を打つと必ず魚が反応してくる。しかし、毛鉤まで数センチの距離を保ったまま流れ出しまで付いてくるだけで喰いません。個体によっては、その後、猛ダッシュで逃げる始末。喰え!喰え!喰えぇぇぇ!!!と唱える自分より、あまりにジッと見つめられ過ぎる毛鉤が冷や汗をかいていそうでした。

そんなこんなで、あの手この手で攻めながら結構な距離を釣り上がるも、一尾も釣る事が出来ず、時間が過ぎていきました。景色を楽しむ余裕もありません。神々に守られているのか!?と思ってしまうほど…

そして、毛鉤のサイズダウンを決意。一回り小さな#18の白系、以前、とくさんのアタリ毛鉤っぽいモノにチェンジ。すると魚の反応がこれまでと変わりました。出方が、浮上の仕方が、毛鉤を見る魚の目が変わったのです。しかし思わせぶりな態度とは打って変わって寸前でプイっと踵を返します。そこで同タイプの茶色の毛鉤に変えると、今度はすんなりと喰いました。

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やっとの一尾!20cmくらいですが、嬉しい一尾です。一尾釣れると心に余裕が出て来て景色や周りを観察する視野が広がりますね。

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赤や黄色の紅葉の葉が系沿いを染めていて綺麗です。

毛鉤を変えてからペースが上がりました。こちらも20cmちょっとのヤマメ。

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試しにストックを取ってみます。

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カワゲラのシャックに小さなニンフとワラジムシ。それと小枝 …

その後も釣れて、同じ毛鉤のテールありと無しでの違いなどを試したり。

大物を見つけヒットするも合わせるとR17-3FT#16がビロンと伸びフックアウトすると言う事件が!もう、こんなの初めて!と言うくらいにビロンビロン…

その後も20cmくらいを中心に、鼻先が曲がり始め歯も厳つくなってきた良型が釣れました。

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シャロムHPの釣果情報には、10月にサビサビの成熟個体がアップされていましたが…まだペアリング、産卵シーズンでは無い?

イワナのペアリングはありました。25cmクラスと見えるメスに寄り添う35cmクラスのオス。ちょっかいを出してくるオスも30オーバーに見え、その下流には20cm未満のオスが虎視眈々とチャンスを伺う光景が。

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イワナは、落ち葉のトンネルやガレージに入っていましたね。

こんなの萌ヤマメも釣れました(笑)ハリスに、おやおや?と言う反応。アワセると飛んできた!#18の毛鉤が大きく見える(笑)

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12:30に、「とくじろう橋」上広場に集合のため上流から下って来たUさん。自分も少しだけつり上がって下って行くと、林道から見える巻き返して、ヤマメを追い回すイワナを発見!毛鉤を進行方向前に打つと、すかさずヒット!強引に抜き上げて鮎釣りのようにネットに納めダッシュで川に降りてダッシュで撮影(笑)

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ダッシュして下ると、すでに昼食準備完了の代表とUさん。

寒く無く綺麗な空気に、気持ち良い昼食タイム。両氏の食卓の手際の良さにビックリです。

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談笑の後は、Uさんと「R」最奥を目指し、代表は「L」の高難易度区間へ。

様子見程度に、立川のⓂ︎さんより聞いていた情報を頼りに入渓するも、途中のV時の切れ込みように、集合時間も近づき退渓。後で頂いたメールによると、もっと上まで巻道で登る必要があったそう。次回の楽しみに、ウエーダーでない時の楽しみに取っておこう。

帰りは、管理棟のポストに受付表を投函し帰路につきます。未提出だと捜索しに行くのだそうです。入山届けのようなものですね。

犬達ともお別れです。

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帰りは、来た時のようにすんなりと道を開けてくれません。帰って欲しく無さそうな眼をしながらトウセンボ。こちらも出来れば帰りたくないのですが…

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また、会いに行きたいですね。犬達と、渓魚達に。

案内して頂いたUさんと代表、いろいろ事前情報を教えて頂いたトクさんとⓂ︎さんに感謝です。

 

ヤマメ15(12cm〜26cm)、イワナ1(24cm)