ラインのための接続には何のノットが適してる?
ライン同士を接続するノットには多種ありますが、太さの違うナイロンやフロロ同士の接続ではエイトノット、サージョンスノット(ダブル、トリプル)、電車結び、ブラッドノットが一般的なところかと思います。
この中でも、お手軽なのはノットは、エイトノットとサージョンスノットでしょうか。
今回の場合は、振り込みに使うラインを作るときの接続として、どのノットが適しているかをみてみました。
条件としては
- 結びコブが小さいこと。
- 接続後のライン同士が真っ直ぐななること。
が、挙げられます。
それぞれ4号のフロロのライン同士を上記の4つのノットで接続し、同条件で撮影してみました。
- エイトノット
お手軽で一瞬で接続できてしまいますが、接続部分から出るラインが「く」の字のように曲がってしまっています。また、ライン同士の中心が微妙にズレていることから、キャスト時のパワーロスが考えられます。さらに、結びコブの形状も空気抵抗の影響があるでしょう。
- ダブルサージョンスノット
こちらも、簡単お手軽なノットです。こちらは少しですが、接続部分から出るラインが「く」の字のように曲がっています。やはりパワーロスが考えられます。結びコブは、少し歪です。斜め上に張り出すように出る余分に、空気抵抗が考えられ、ギリギリで切ったとしてもハリスの絡みつきの原因になってしまうことがあります。
- 電車結び
こちらは、上記2つのノットに比べると面倒ですが、お互いをユニノット(輪に3回づつ通した)で接続していることもあり、結び目から出るラインは理想的な一直線となります。しかし、結びコブはコンパクトで太目です。
- ブラッドノット
4つのノットの中で一番面倒なノットです。しかし、結び目から出るラインは理想的な一直線となります。さらに、一番細く全面にわたりほぼ円形をしていることから、空気抵抗も一番少ないものでしょう。
ノット一つによる重さや空気抵抗というのは、意外とバカにできないくらい、ターンに影響があることに驚きです。
最高の理想は、結びコブが存在しないテーパーラインを自作できることです。溶接して作ることができると良いのですが、ラインを火に近づけると、一瞬にして溶け、玉になってしまい、上手く接続できませんでした。ここが上手くいくとまた変わってくるでしょうか。
何か他にも良いノットがあるのではないかと模索していますが、今のところはブラッドノットが一番良さそうです。
時間があれば、小雨であろうとも試投し、降雪でもテストにでかけ...近所の人はこの変人をどう思っているでしょう(笑)