2年ぶりの渓へ。<後編>

昼食後は雨も上がり、曇り空と気温が上がり始め、レイウエアでは暑くなってきました。

ところどころで、沢山の黒く小さなカディスミドリカワゲラ、カゲロウ類がハッチし始めました。

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後半戦は、三人で交互に釣り上ります。

小ぶりですが、各所から顔を出してくれます。(iPhoneで撮影)

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交互に釣りあがるので写真撮影にも集中できました。

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2年前にTTさんに教えて頂いたグッドポイントでは、7寸の良いヤマメが出ました。流れ出しに定位していたより小さなヤツを先に狙って毛鉤を投じると、それより前方に定位していた良型が反転して奪うように喰いました。

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これも、強き者が喰うと言う順番待ちの一つのカタチでしょうか。ほとんど真後ろに毛鉤を落としたので、死角の筈ですが真後ろであっても側線で感じ取っての反応だったでしょうか。真後を取ったからといって油断なりませんね。

だんだんとカブリがキツくなってきます。

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がまかつ水舞40を3.0mで使い、ラインはフロロのレベル2号3.3m、ハリスは0.6号1mの仕掛けを使用していました。バックスペースを、あまり必要としないキャストで快適に毛鉤を振り込み釣果を重ねました。

カブリが多くなるも、時より陽が出て渓を明るく照らします。

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気温もぐっと上昇し、春ゼミと流れと葉の音が気持ち良いハーモニーを奏でていました。

2年前にTTさんと交互に4尾出たポイントの上にある見応え抜群の滝。

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紅葉の季節も最高でしょう!

この滝を越えると、普段は滅多にお目にかかる事がない、ナメッとしたこれぞ源流!感を味わう事のできる渓相にガラッと変わります。

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ナメと苔、新緑が美しい!1人で「うっわ!ヤバぁ!」と連呼しながら、薄暗い渓でシャッタースピードを稼ぐ事が出来ないなか、木や岩に身体を預けて手ブレ防止に努めつつ、数打ちゃ当たる方式で連写していました(汗笑)

小さなポイントでも順番待ちの超高活性!

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ところどころでは、粘ってみても悠然と泳ぐ、難易度高めのスレっカラシもいて楽しめます。

結構な大型が水面に浮いてライズしたりしているところをTTさんの次に狙ってみるものの、手がプルってしまいノットに時間がかかっているうちにいなくなってしまうということもありました(大汗)

手前の岩に身を隠し、お手本スタイルのTTさん。

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巷では、苔玉などの盆栽が流行っていますが、やはり本物に限りますね。

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バックスペースのとれないポイントで、抉れた岩盤が穴になったようなポイントの中に正確にキャストして出た7寸ほどのヤマメ。

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やはり、狙い通りに、イメージ通りに釣れると型はどうあれ最高ですね!

がまかつのR17-3FTを使用した毛鉤を使っていると連続してバラしてしまいました。やはり、自分には合っていないようです。バラしほど悔しい事はありませんね。

苔が織り成すマイクロフォレストは、見てい飽きません(笑)

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17:30前に、この堰堤で納竿としました。

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リリアンにキツく固定されてしまったラインを歯で咥えて引っ張ると水舞の穂先がポキリといってしまいました(大汗)

そして少しずつ闇に包まれて行くなか、1時間強の林降り。お二人とも健脚でついて行くのがやっと…(苦笑)

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車止めで、帰る準備を終えた頃には真っ暗闇。(奥に見えている方は、泊まり組の沢屋さん?)出発する頃には大粒の激しい雨となりました。

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こんなに遅くまでの沢釣行は初めてです。

帰り途中に、瑞穂にある中華料理店、彩華房にて裏メニューをオーダーし夕食を摂りました。

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店内ディスプレイには、ちょうどよく笛吹川がでて、毛鉤会の千葉のGさんが支流に行っているんだなと思いつつ、行って帰ってきたばかりなのに、「渓へ行きたいなぁ」と次の釣行に胸を膨らませました。

<終わり>

・ヤマメ-20up・アマゴ-3。

・竿-がまかつ水舞40 基本3.0mで使用し極たまに3.5にズーム。

・ライン-FC投げフロロ2号3.3m。

・ハリス-GM鮎 0.4 0.5 0.6号(若干の笹濁りもあり0.6号をメインに使用)を1m。

・毛鉤-がまかつB11-BT#12に巻いた剣羽根雉尾毛胴。B11-B#16〜12に巻いた、ダークブラウンシルク胴にゴールドリブ、ブラウンとグリズリーのハックルをたっぷり巻いた毛鉤。

 

*突然の同行願いに快く連れて行って下さったTTさんとUさんに感謝です。