2週連続で蛭神様の棲む渓へ。 激戦区、その姿を見る(汗)

二週連続の釣行で、前回と同じ蛭神様の棲む渓を選びました。

5時までたっぷりと寝て、用意を済ませ6:00前に出発!グーグルカーナビの仰せの通りにバイクを走らせると中央高速に乗り、そのまま出口まで2回の料金所に片道1000円以上もかかってしまった(大汗)グーグルカーナビに下克上して料金統一区間内に出てしまえばよかったと後悔……

釣行の前日と前々日に降雨があったため、適度な増水による魚の活性化を期待してのスケベ心が見え隠れ(笑)そんな人が何人もいたようで、車留めには既に4台の車が…先行者想定の範囲内…と思いつつ7:20歩き出し。釣り人の車には、ほとんど決まって釣り具メーカーのステッカーが貼ってあるから解りやすいですね(笑)

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車止めの橋より、堰堤下を見ると思ったほどの増水にはなっていないようでした。

それでも、前回シロさんについて水中突破した所は胸までは浸かってしまうだろうし、何より天気予報に反して曇りで気温も寒いくらいとあり、登山道を使い巻いて入渓する事に。

最初から心臓破りの坂の連続、途中は、ロープで降るような所もありドキドキもの。やっぱり水中突破するべきだったな。

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入渓する頃には、時より青空が覗き気温も上昇気味。

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先行者アリとあり、小さなポイントや巻き返しから岩の下に送り込んだり、落ち込みに合わせて白泡下に送り込んだりとあの手この手で、しつこく攻めると出てくれました。

本流のイワナは白点も大きいようです。

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このイワナを釣り上げると100mほど下流にウェーダー姿のルアーマンを発見!あちらもこちらに気付いてバツが悪そう(汗)

先行者はないほうが良いけど、後行者がいると後がつっかえてしまうのではないかと、ゆっくりしつこく攻める事も出来ず、何より集中できない。後攻の追い上げにビクビクしながら初めてのサンドイッチ状態でどう釣るか迷走していると、目的のビッグフォールとの分岐近くまであっという間に到着(汗)

すると突然、後行者が上の段に現れクマかと驚いてしまいました。

ビッグフォールへ行くと告げると、もう一つの支流の方へ足早に去って行きました。

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乾いた岩に鮮明な濡れた足跡に先行者への警戒心を強めつつも小場所からイワナが出てくれました。

目まぐるしく曇が流れ、晴れたり曇ったりを繰り返しながら、次第に風も強くなり、上流側から吹いたり下流側から吹いたりを繰り返し、キャストすればたちまちそのまま帰ってくる状態に悪戦苦闘…こんな時は、シューティングラインに限るけど、持ち合わせが無くレベルライン2.5号から3号に替えて工夫しながら釣って行く状態に微妙なアタリは取れません(汗)

釣りあがって行くと先週発見したミソサザイの巣を観察。忘れたiPhoneを気付かせてくれた彼らを、今回はしっかり動画撮影しました(笑)

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巣の撮影をしたり、観察したりしながら休憩していると、上から突然老夫婦が現れてビックリ!

話をするとビッグフォールまで行ってきたそうで、先に釣り人の姿も誰もいないとのことに一安心…普通の登山靴で水中をじゃばじゃば歩いて行く姿に、んんん???

と、言う事は、先の足跡は老夫婦のもので、沢沿いを歩いたり、水中を歩いて行くという事は、登山者とは言え先行者みたいなものじゃないか!

とは言え、登山者が歩かないような所からは比較的素直に顔を出してくれます。

暗い淀みから出てくれた、印象的な黒っぽいイワナ

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ドピーカンになるも強風で釣りづらく、日陰やエグレに入れないと出てくれません。

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ここぞと言う所からは、極小のアタリがあります。

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さらに分岐してビッグフォール見物に向かいました。

奥に見えるのが、幻のビッグフォール!滝の全貌が見えないが故に幻なのだとか。

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確かに1/3程度しか見えません。手前の5mの滝を登ろうと試みましたが、なかなかにイヤラしくて断念。日本の滝100選の内2つを制覇!!!

分岐まで戻ってランチにしました。

沢の水を使ってサフランポルチーニのリゾットを食します。チーズは忘れてしまいましたが、渓で食すとたまらなく美味い!

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焦げないように、常にかき混ぜなくてはならないのが面倒。しかし、美味そうな香りに虫まで寄ってきてダイブするやつまでいました(大汗)

満腹になった後は、コーヒータイム!

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シートを広げて、少し横になったりしてノンビリと過ごしました。

本筋に戻って少しだけ釣り上ると、やはり白泡下やエグレからヒョコッと出てくれます(笑)

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前回、良型を見たところまで行き、遠くから頭を出して観察していると、いました!流れ出し付近に定位しています。

こちらが気付くと、同時にあちらも気付いたらしく、スゥーっと深みに消えてその後、姿を見せてくれませんでした。

遠巻きに、そーっと頭だけ木々の隙間から出しただけななのに…なかなかの強者ですね。

ほとんど毎日、この日は、何人もの人が通った事でしょう。竿は出さずにソっと14:30に退渓としました。

帰りの登山道歩きでは、釣りあがって行く餌釣り師を数百メートル間隔で何名か見て、さらには、登山道を使わずに、沢通しに下山する登山者まで…(おいおい登山道使えよと突っ込みたくなる)

激戦区の姿?を感じる釣行となりました。先日、投稿した#10の毛鉤を中心に使ったので、チビはチェイスのみ。釣れるアベレージが少しだけアップしたのは好材料でした。

帰りも、グーグルカーナビの仰せの通りに走ると、渋滞を回避した下道オンリーの裏道をこれでもかというくらいに通り抜け、家に着くと高速を使った行きと10分ちょっと程度しか変わらないという…(大汗)

イワナ-つ抜けちょい

ヒル-1

山ギャル-0 (狙って行くと見れないらしい)

竿-水舞40(3.0mと3.5mで使用)

ライン-ラインシステム レベルラインFC2.5号、ぶっ飛びテンカラ3号(いずれも3.6m)

ハリス-GM鮎0.6号、GM FX0.8号(いずれも1.2m)

毛鉤-先日投稿した#10の毛鉤、#12の剣羽根雉尾毛胴、沈み剣羽根薇胴