2015 イタリア釣行日記 2

<つづき>

出発する前にパオロさんから連絡が入り、仕事の後に合流するので、始めは釣友のロベルト。ジェノベーセさんが案内してくれることに。

カーナビ、通称トムトムを装着し、一応道路マップも持っていざ出発!
それにしても…ふざけたカーナビ…芸人が喋って案内してくれて、時々、牛が「ンもォ〜」て言う。あれ?こっちでいいの?と言うような道を通って、なんとかパオロさんの紹介してくれた現地宿泊先のB&Bへ到着!(汗)

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このB&Bの名前は「Barba Bertu」(バルバ・ベルトゥ)、現地方言でロベルトおじさんと言う意味らしい。ちなみに主のお名前はアルベルト・ブルツィオさん。新聞記者のこともやっているらしく、日本のことも少し知っている?ようで、やたらお辞儀してくるのがオモロかったです(笑)

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窓を開けると、ヴァライタ川のせせらぎ音が聞こえ、爽やかな風が吹き抜けて気持ち良い!

部屋の説明や、近隣観光情報と美味いレストランガイドを頂いて、アルベルトおじさんの特にオススメ店を伺い、電話で予約!釣行前の腹ごしらえへ!!!
Valmara(ヴァルマーラ)という小さな谷の小渓の横を、こんな所にレストランなんかあるの?と思いながらグングン登って行くと、突然、立派な建物と小さな集落が!!!

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そして何台もの車やバイクが停まって、店内も大賑わい(驚)辺境の地でも、街として活きていて凄い!

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ロベルトさんとの約束の時間もあるので、席に着くと早速、バルバ・ベルトゥの特別メニューをオーダー!
アンティパスティ(前菜)とプリモ(パスタ)、セコンド(肉料理)に半リッターボトルワインとドルチェとエスプレッソが付いて、なんと15€!!!1980円ほどと激安!
前菜は、現地のピエモンテの伝統的なサラダ。仔牛を香味野菜で茹でてスライスし、ツナとマイオネーゼのソースを絡めたヴィテッロトンナート、そして、ブレザオラというご当地ハム!
 美味しいワインもパンもススム君状態にペース配分を誤りがち。
そこへ、次の品、アルベルトおじさんも一押しだった、ご当地グルメのニョッキ!名前を「ラヴィオレス」という!
葉巻くらいの太さでタバコくらいの長さの円柱状に伸ばされたラヴィオレスは、普通のニョッキとは異なり、卵を使っておらず、チーズもご当地のトゥミンというものを使っているのだそう。そしてソースは、ご当地のバターを溶かして和えてあるだけという、シンプルな一品。
これが口に入れた途端、至福の時になりました!そう!このために生まれてきたんだ!という逸品に、おそらく一皿、日本での3、4人前はあったところをペロリとたいらげてしまいました(笑)これは、あのセズィアの一番上のリーマというところで出会ったニョッキと同クラスの感動でした。
そしてメインは、イノシシの赤ワイン煮込み。口の中でとろけてしまうお肉が、ワインと相まって格別のハーモニーを奏でていました。付け合わせに、お皿にてんこ盛りのジャガイモのローストとズッキーニのソテーも、素材自体が美味くて美味くて....原価どうなってるの?と一瞬頭を横切ってしまいました(汗)
最後のドルチェもぺろっとたいらげて、食後酒にご当地のグラッパまでいただき、エスプレッソで一息つくと、美味しかった昼食の余韻に浸る時間がない!!!
ロベルトさんとの待ち合わせに遅れぎみと、急いでB&Bまで戻りました(大汗)
 
<続く>