ハリス

魚と釣り人を繋ぎ止める,最も細い部分です。それだけに最良の信頼の置けるアイテムを使いたいです。

今まで、色々なハリスやティペットを使って来ましたが、0.6号(6X)を基準に0.4  0.3号〜と細くなるにつれ、品質の差を大きく感じる事ができます。糸ヨレや巻き癖の取れ辛さ、コイル状に縮れたり・・・

ハリスに求められるのは、直線伸度よりも一番の弱点となる結節強度と耐衝撃強度で、コレが弱いハリスは合わせ切れやファイト中に結節点からブレイクし易いと感じます。糸ヨレや巻き癖の取れ易さも、仕掛け作成時や取り替え時の精神衛生面上、大切だと思います。結んだそばからヨレたり縮れたり・・・現場でのイライラポイントの一つで、折角の釣りから集中力を削がれかねませんので。

ナイロンやフロロの特性などは、御ネット様に御伺いすると何でも教えてくれるのでここでは触れません。

各人のスタイルやタックルバランスにもよりますが、私が、最強と思い使っているのが、フロロですとSEAGUARのGrand max鮎(0.1〜0.6号)、Grand max FX(0.8〜1.2号)、ナイロンは、東レのソラロームⅡトラウトリアルファイター エリアスペック スーパーソフトと将鱗 渓流Premium、将鱗Super、Fujinoのテンカラハリスです。

 

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最近では、吸水劣化や耐久性、水馴染みの面でナイロンハリスを使う事がほとんどなくなりましたが、クリアーなどと表記され、着色されていない方が良いと感じます。着色すると強度が著しく低下してしまうそうで、それをコーティング技術で補っているのだとか。

良く言われている、フロロの屈折率が水に近いので魚から見え辛いと言うのは、実際の所・・・・・です。側線と言うスーパー感覚器官で敏感に感じているはずです。

面白い事は、ナチュラルドリフトやドラッグドリフトのような釣りでは細ハリスが良く、積極的にアクションを付けて誘う釣りや、リトリーブの釣りでは1.2や1.5号でも喰ってくる事。 細ハリス信者の私は、出来る限り細い方が良いと思っていますので、これから、ラインの制作技術がもっともっと進化してPE並みの強度と細さでフロロやナイロンのようなモノコアラインが出てくると面白いですね。