K-Cupで使用した仕掛けと毛鉤。

今回は、K-Cupの時に使用した毛鉤と仕掛けです。

狙いはもちろん、「デカニジ」でした。デカニジを獲る事のみを考えた構成にしました。

竿は、もちろん金剛3.6!デカニジと強引に遣り取りしても問題無い安心感が◎。ラインは、RS-P3を3.6m。通称ゴムラインと言われている通りに、フロロとは思えないくらい伸びるのでショックリーダーの意味合いも込めて選びました。ハリスには、グランドマックスFX0.8号〜1.2号を一ヒロ。無理矢理にでも抜いてやる、そしてデカニジに主導権を絶対に渡さない事を想定してチョイスしました。

 

最初にタイイングした毛鉤は、2分30秒前後で巻けるように用意したウーリーバーガーです。

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針は、GamakatsuS11-2L #8。BHは、タングステンの3.8mm。フックシャンクいっぱいに、斜めにカットしたSoft-tungsten Strands 2.5mmを乗せて巻き込みキールになるようにしました。スレッドは、強いテンションで巻いても、針先に当たっても切れないUni-Cord 8/0ブラック。テールは、ブラックマラブー。ボディハックルは、ブラックのサドル。胴は、Hair Line Ice Dubのピーコックブラックのダビング材を使用しました。

濁りを想定して、濁りでも目立つブラック系でまとめ、ゴールドなどのピカリ物は、大会前より使用されていたので極力避けるようにしました。また、現場でタングステンBHを油性の黒マジックで塗りつぶしでテカリを防止しました。それと、#8に#10くらいで巻くことでシルエットの巨大化を避け、ワイドゲイプで針掛かり向上を期待。テールの絡み防止にマラブーを折り返して巻き留め、余分を少し残しました。テールのマラブーと同様にピーコックカラーのフラッシャブーも現場で様子を見て切り詰めるようにしました。

見た目にも綺麗目に作ることが出来たコレでは釣れなかったのですが・・・

 

そこで次に巻いたのは、こちらです。

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しっかり用意しておけば1分と掛からないMSC系の良く使用する毛鉤でした。(練習すれば、30秒も夢じゃない!?)

ただ、今回はデカニジをターゲットにGamakatsu S10-3H #8と言う大きめの針に仕立てました。ウーリーの時と同様に、タングステンBHにSoft-tungsten Strands 2.5mmをシャンクに乗せ、雉の羽一枚をペティジャンのマジックツールでツイストし、巻き上げ、最後に余分を摘まんで形成しただけの毛鉤です。現場で様子を見てテールやボディを摘まんで仕上げていきます。

これもキールになるようにしてあります。川底コロコロ流しで11:17に、やっとの事でデカニジをゲット出来ました。

濁りに、小枝や枯葉も混じる状況では、意外と誘わなくてもノーマルサイズも喰ってくる事がわかりました。

今回のデカニジ対策毛鉤作成には、特に針の選択とシルエットの面で、Y田さん、T部さんにアドバイス頂き、なんとか目標の一尾を獲る事が出来たのでした。ありがとうございました!