滝壺を攻略し隊(尺上にも届くといいな!)

滝壺や、大渕など水深のある所は、大物が潜んでいそうです。深すぎてどんなに頑張っても底には届きません。届くかもしれませんが、沈下して行くのをジッと待てません(汗)

滝壺の場合、ポイントになるのは激流の両サイドの巻き返しや溜まり、流れ出しなどになると思います。でも、やはりあの激流の下には、大っきいのが潜んでいそうで諦め切れません。そう言う所は、先ず、強烈な滝風を攻略しなくてはなりません。時に弱くなるタイミングを見計らってキャストも可能ですが、せっかちなので待てませんね(大汗)もし上手くキャスト出来たとしても、次の瞬間、強烈な滝風がラインを吹き飛ばし毛鉤が舞い戻る・・・そうなるまいと、ラインを水面に付けると今度はアタリがあってもアワセが上手くいかない・・・出来るだけラインを張った状態にしたいです。

滝などは、餌釣りやルアーが有利と思われます。それは、より重いタックルを使え、深場を攻略し易いからだと考えます。渓流ルアーなら5g前後のヘビーシンキング、餌釣りならガン玉B〜5B前後、0.55g〜1.85g前後を数個付けて攻略するようです。

一般的な普通の毛鉤の#16〜12は、太軸の針を使おうとも0.050gの域を出ることは不可能で、#10の太軸を使っても0.060gくらいが限界。効率良く沈めるなら、BHやレッドワイヤー系、又はショットと言う手しか無いでしょう。

でも、BHやレッドワイヤーなどを単体で用いてもB〜5Bと言うのはかなり難しく、BHを用いた場合、かなりの頭でっかちで毛鉤の完成度に欠けてしまいます。そこでBHとレッドワイヤーなどを組み合わせて構成します。今のところ、マラブーを使用した毛鉤か、ニンフ系にすると収まりが良いと感じています。

GamakatsuL10-3H#10タングステンのゴールドビーズ、シャンクいっぱい台形にカットしたSoft-Tungsten2.5mを載せ、ブラックマラブーとブラックサドル、Ice Dub Peacock Blackのボディで細身に仕上げた0.565gのウーリーバガー

f:id:petauro:20140901220657j:plain

プチ登山時に使用した毛鉤。チェイスやアタリはありましたが、テールだけ喰われていたのでヒットしませんでした。

Gamakatsu  S12-VH#8に、TMCのTungsten Beads Round L(3.8mm)、シャンクいっぱいにレッドワイヤーNo.5(0.030)を巻き込んでブラックマラブーテール、両サイドにレッドマラブーを巻き、ボデイーはツイストしたレッドダイドのピーコックハール。最後にシルバーフェザントのシルバーでない黒い羽根をハックリングした0.670gのマラブーテールの毛鉤。

f:id:petauro:20140901220709j:plain

上のウーリーバーガーより一回り大きく、BHも大きくレッドワイヤーもコレでもか!と言うくらい仕込んだのに、期待はずれの0.670g・・・両サイドの赤がよりストリーマーっぽい!?しつこく流して挑発する仕様です。沈めて放ッとけでサンショウウオパターンにもなるかな?

Gamakatsu S12-VH #6にTMCのTungsten Beads Round L(3.8mm)とシャンクいっぱいにレッドワイヤーNo.5(0.030)を巻き、更にSoft-Tungsten2.5mmを載せ、テールにフェザントテールを多めに、Hareline Dubbin Blackでボディをつくり、コパーワイヤーでリビング。ツイストしたレッドダイドのピーコックハールを隠し味にしたニンフ、小魚系の  1.385g。

f:id:petauro:20140901220718j:plain

これだけ盛ってやっと4Bちょっと・・・#6クラスでマラブー系だとシルエットが大きくなり過ぎて、自分の行くフィールドではオーバーかなと。それで、MSC系で少しモジャモジャのニンフ系に。フェザントテールを多めにし、ややフレアさせて小魚の尾ビレ感も。キールになるようにしてあるので底についても根掛かりを回避し易い仕様です。


これらの毛鉤は、ちょっとした滝や堰堤なら、撃沈です。しかもヒットしたことが無いので正に撃沈!しかし、滝らしい滝の表層の激流の壁をぶち破るにはまだ少し足りないです。もちろん、水の落ちてくる所に放って落ち込むのに合わせたり出来ますが、毛鉤のサイズも大きく重いのでハリスも太くすると、毛鉤とハリスが受ける激流で流されてしまいます。これも回避したいです。底をゆっくり流したいですね。もう、イタリアの餌釣りのように、磯竿(リール付き)のようなものでナス型オモリを使うしか無いのか・・・岩魚の口は大きく開くし、大物ならなおさら、川ネズミとか鳥も食べちゃうくらいだから、もっと大きくても良いのかもしれません今度は、もっとサイズアップした毛鉤を作ってみようとおもいます。ジグヘッドと言う手もありますね。

毛鉤より日並みとか時間とかアプローチとかの方が大切でしょうが、夢の大物を手にしたいですね。潜水艦サイズの大岩魚とか大ヤマメ(笑)