反省会

先日の釣行で、橋の上から指示をもらい、見てもらい、撮影してもらいました。

橋の上から様子を見て、魚が着いていたのは、写真の黄色○で囲った所。1番の奥の⑥に1番のサイズが居て流心脇と浅い所、前後を行ったり来たりしていました。

点線○は岩陰で見えませんが、写真中の位置から確認出来ました。

ココぞと言うポイントには、全て入っている状況です。

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仕掛けは、この谷としては少し長めの、竿3.5m(水舞4.0)、ライン3.6m(FC投げ2号)、ハリス0.4号半ヒロ(GM鮎)、毛鉤はR17-3FTにパラリとハックリングしてゼンマイ胴の#16。

先ず、橋下から入渓し、橋下の壁添いに着いているヤマメを幸先良くヒット。

ここからが、本番。は、下流側から見ると、楕円の大きめの石に草が生えていてその前に定位しているヤマメが見えない上に距離感も難しい。左から狙うには橋下の壁とその前に生える木々が邪魔をし、右の大岩と石の間から攻めるには、に着いている奴を驚かし兼ねない。と言う訳で、①は、草の上にラインを置いて毛鉤を着水させる作戦を取ってみました。しかし、ラインが草の上に乗って僅かにカサカサした所で①と②の両方が大岩の下に逃げた!

下流から魚の様子など、何も見えません。やはり無理してでも左から攻めるべきたったと反省です。

気を取り直して点線③、3月に釣った1尾もここでした。定位するヤマメの前方1mくらいにキャストすると、ドリフトに合わせて毛鉤を見に来ました。しかし、次の瞬間びっくりして慌てたように大岩下に逃げてしまいました(汗)

毛鉤の流れ方も、良かった気がしましたが、ハリスの位置関係のため、毛鉤が少し旋回したのがダメだったようです。こんなちょっとした事も見逃してくれません(大汗)

は、反転流に合わせて左下方に頭を向けて岩盤添いに定位していました。

釣り座的に、こいつは楽勝!と高を括っていたら致命的ミスを犯して逃げられると言う失態・・・毛鉤着水後にラインを水面に着けてしまったのです。そのラインが水面に着いてしまったタイミングで橋上の隊長Mさんから「あ!逃げた!」の一言が・・・「ラインを水面に着けるのは御法度」だと激痛感しました。そして、いつも通りにハリスを一ヒロ二しなかった、いつも通りに出来なかった自分に腹が立ちました。

は、石の板のようなのが肩のようになって上流側が急深になっています。

いつも魚が定位してライズしている、激熱ポイントです。しかも岩のおかげでこちらの気配を悟られ辛いポイントです。

写真の中、赤矢印のスタートポイントに低い姿勢で移動し様子を伺います。右手に生えるアザミが刺さって痛い所ですが、ここは我慢。

毛鉤を流心脇に落とすと肩の手前で、良型ヤマメが浮上してくるのが見えました。何回か繰り返しますが、浮くだけで喰う感じがしません。そこで表層を引くように誘いをかけると、グァ〜っと大口を開けて最接近!「喰ぇ〜!」心の中で叫んでいましたが・・・追いきれず、大口を開けたまま下段に落としてしまいました(汗)

アップストリームで攻めていたので、手前に引いて誘いをかけると、流速より早く引くことになるので、追いきれないと言えば追いきれないのですが、最後の最後にフッと送り込む感じで誘いを止めれば、口にスッと入れる事が出来たかもしれません。

この「フッ」と送り込む感じ、タイミングが、なかなか難しい訳です。なかなか克服できない課題のボロが出た形となりました(大汗)

こう言うポイントは、順番待ち率が高いので、もう一投してみると良型のサイズ落ちを書ける事が出来ました。

最後に、一番の良型が見えた。行ったり来たりして、やる気がありそうに見えました。そちらを攻めようとアザミの前に移動。

しかし、⑤で掛けた後で上流の流れ込み、白泡下へ一目散に逃げて行ったそうです・・・

最初に橋の上から見た写真の区間中、6チャレンジ中1ヒットしか出来なかったと言う事に・・・・・・

普段の釣り上がりで、上から見ればあんなにチャンスがあって、知らず知らずに蹴散らしてしまっているのかと思うとゾッとします。凡ミスは、本当に駄目でした。

下から釣り上がる時には、見えない情報が本当に多いです。波や流れを観察して死角になってしまう所も、想像力をフル活用しなくてはならないと感じました。

たった10mくらいの区間でしたが、いろいろと濃い区間で良い経験になりました。