「毛沢山」と「毛適当」のTying Movie.

「毛沢山」と「毛適当」と言う毛鉤は、2012年1月22日に、それぞれKG大師匠と吉田代表より命名頂いた、めちゃ釣れ毛鉤の名前です。これらのタイイング動画を撮りました。

毛が沢山だから「もうたくさん」。適当に巻いたとしか思えないので「もうてきとう」(笑)

・使うマテリアルは、メスキジやヤマドリ、ウズラ、コガモ、ニワトリ系のヘンサドルなどストーク(羽柄)が長めで柔らかく後羽が付いている羽を使います。

・「正羽」と「後羽」

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「正羽」は、一般的に羽と言われる部分です。「後羽」は、正羽の裏側に付属して生ているもう一枚の羽の事です。

小分けで販売されているものに付いていることは稀でしょう。スキンコンプリートから羽を一枚抜くと、必ずと言って良いほど付いて来ます。

 これらをフル活用してして作る毛鉤が、「毛沢山」と「毛適当」です。

それぞれのタイイング手順はほとんど同じです。ビーズヘッドにしたり、レッドワイヤーを仕込んだりいろいろにします。「毛適当」は、レッドワイヤーを仕込んだバージョンの動画です。

 

「毛沢山」の動画からどうぞ。

  • HooK→TMC 107SP #14
  • Thread→veevus 10/0 (Black)
  • Tail→After Feather
  • Body→Contour Feather
  • Hackle→The rest of ContourFeather

( I use the feathers of Hen Pheasant,Partridge,Blue Jay& e.t.c...)


Tenkara Fly Tying "毛沢山"(Moutakusan) - YouTube

 

次に「毛適当」です。

  • HooK→TMC 107SP #14
  • Thread→veevus 10/0 (Black)
  • Lead Wire #2 (0.020)
  • Tail→After Feather
  • Body→Contour Feather
  • Hackle→The rest of AfterFeather

( I use the feathers of Hen Pheasant,Partridge,Blue Jay& e.t.c...)


Tenkara Fly Tying "毛適当"(Moutekito) - YouTube


巻き方はほとんど同じで、「毛沢山」は、最後に正羽の先端をハックリングし、ボティ部分の毛が短め。「毛適当」は、最後に後羽の残りをハックリングしボティの毛が長く取っています。

 使い分けは、「毛沢山」は、ピューパやイマージャーのようなイメージで、「毛適当」は、ニンフや底棲生物のイメージで。ビーズヘッドやレッドワイヤーを仕込まない乾燥状態であれば、水面に浮かべることも可能。某管釣では、時速150匹と言う入れ食い様だった事も(笑)