ピンセット感覚のハサミをゲット!

前々から気になりつつも、その異様な形状と軟弱そうな雰囲気から使うことを躊躇していたピンセットタイプのハサミをゲットました。

タイイングにおいて、ボビン、バイス、ハサミは三大最重要アイテムで何よりも良いものを優先させるべきところだと思っています。特にハサミは、左利きと言う事もあり、なかなか良いものに巡り会えません。

使用例には、「フライダイイング」の文字と写真付き(笑)

f:id:petauro:20150306005323j:plain

左利きで右利き用ハサミを使う場合は、このネジ部分の精度もすごく重要だったりします。この商品は、「精密シザース」と言う名前だけあってなかなか良さそうです。

f:id:petauro:20150306005330j:plain

「ソフトタッチで微妙な切れ味が楽しめます」とある通りに、極軽い力での開閉が可能でした。

交差する部分と、スプリング板状部分の金属の擦れる感じがあまり良くないので、cre5-56を使うと滑らかになりました。

実際にダイイングで使い、写真↓の様に握り込む形で交差する部分近かくを持つと、ハサミの開閉時に真下へ力がかかる感覚で、一般的なハサミよりも切り易い感じがしました。

f:id:petauro:20150306005343j:plain

刃先は、それ程尖っていませんが、下手に安いダイイングシザースを使うより刈り込みや、細かい部分のカットがしやすかったです。

f:id:petauro:20150306005402j:plain

一般的なハサミは、2枚の刃が交差し、一点に最大の力が加わることで切る道具です。そのためには、「上の刃に下向きの力、下の刃に上向きの力」をかけることができなければ、最大限の効果が得られない道具です。

一般的な右利き用ハサミは、持ち手の右側の刃が上にくるように出来ています。それは、右手の関節の構造上、物を切る時に、自然と「上の刃に下向きの力、下の刃に上向きの力」の力が加わるためで、右利き用はさみを左で扱うと反対に「上の刃に上向きの力、下の刃に下向きの力」が加わり、うまく切ることができません。これは、左手の構造の問題なので、左利き用のハサミは持ち手の左側の刃が上にくるように設計されています。

今回ゲットした、ピンセットタイプのハサミは、前途のようにほぼ垂直に力をかけることができるので、左利きにも良いものと言えると思いました。

「なんでも使って見なくちゃ解らない」のにも関わらず、食わず嫌いだった事が悔やまれます。