初秋の渓へ

イタリアでの釣行日記は、また今度に。

雨続きの毎日の中、唯一の晴れ予報だった昨日の土曜日に休みも重なり釣行決断。
ちょうど、釣行予定だった波平女史と初秋の渓へ出かけてきました。
時差ボケもまだまだ完全に治っていないようで、全く寝れずに出発するも、ほぼ全ての赤信号でストップさせられ、いつもより20分以上も時間がかかってしまった(汗)しかも寒くてレインウエアを装備するのに停まってしまたりも。
波平女史も2輪で6:00過ぎに集合。怪しげな雲を見ているとポツリポツリと…少しするとザーっと降ってきて…梅雨か!(汗)
林道を登り、駐車する頃には止んでくれ、黄色く色づき始めた木々の葉が濡れていました。 
連日の雨に思ったほどの増水や濁りもなく一安心。
登山道を歩いていると、濡れてみずみずしくフカフカのキレイな苔が綺麗!苔女史の波平女史は大喜び(笑)駐車ポイントに先行者の車があると行方が気になりますが、登山道を歩いていると比較的下流に姿を確認し、さらに上流を目指しました。

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入渓したのは、何度も行ったことがある谷でも、もう何年も前に一度だけ行ったことがある?と言う区間から。
尾根を下りて入渓!水温14℃。
準備を済ませ、イタリアの渓でも活躍した毛鉤#12を結ぶと、先攻させて頂き毛鉤を振ると中毒症状のような感じがスーッと抜けていくような(笑)
夏休み明けで、連日の雨と気温、水温の低下もあるのか、良さげな雰囲気とは裏腹に反応が薄く、さらに毛鉤を見切り、毛鉤の一部をついばんでスーッ引いてみるやつまで...かなりスレているようで難易度高し!(汗)

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ほどなくして、お久しぶりヤマメ!

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ヤマメって漢字で書くと「山」「女」「魚」。。。女心と秋の空とは、なるほど納得(笑)

波平女史、キャストもストーキングもベテラン級で、本格沢デビューして本当に1シーズンも経っていないのか!?と思わせられられました。代表やK閣下に相当鍛えられているよう。

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ずっと曇って気温も上がらなかったところ、少しの間、陽が差し込みコケをスポットライトのように照らすと、まるで光っているかのように美しい!しかし、もっと、こう、なんかいいかんじに撮りたい(汗)

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そして日向ぼっこするアオダイショウと思われる仔蛇を発見!一度、捕獲観察後の写真のため表情が...

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この陽がさした短い間に、気温も上がるとハッチが活発になり、魚の反応も良くなりましたが、また影ると前と同じような状況に逆戻り(大汗)

アタリはあるも、なかなかヒットに持ち込めず、苦戦する女史。

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なかなかに渋いので区切りの良いところでコーヒーブレイク。

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新調したマッキネッタで。アルプスの兵隊の帽子を模したトップがオツシャレなモカえクスプレスシリーズの限定品。日本でも買えるけど、どうせなら現地でと(笑)このタイプは使い込むほどに、美味しくなるので育てる楽しみもありますね。

コーヒーブレイクの後、気を取り直して再スタート。

毛鉤を見てるだけで喰わないヤマメに半ば諦めモードになっていると、1尾のヤマメが毛鉤を見ながら一緒に流下していきました。どーせ喰わないんでしょ!と思っていると、いきなりパクリ!!!

ニュートラルな状態だったのでアワセもきれいに決まり、寄せてくると、本一の23cm!!!体高もあり顔も厳つくより大きく見える秋色ヤマメにうっとり。

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 毛鉤を見られている時に、喰ぇぇぇ!!!と思っていると、その殺気が伝わってしまうのか!?竿、ライン、ハリス、毛鉤を通して、生体電位がヤマメの側線にビビビッと!!!???

しばらく釣りあがっていくと、ついに波平女史もヒット!

が、タモの用意にもたついている間にポロリ(大汗)

しかし、同じポイントでまたしてもヒット!!!今回は抜かりなく確実にネットイン!

石で囲いを作って撮影タイム。

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撮影している人を撮影し、これは順番待ちだ!と同じポイントに毛鉤を入れるとヒット!してバレる(汗)

先行の間、立て続けに2連続バラシ......これはオカシイと思い毛鉤を確認すると針先が鈍っていました(大汗)針先をしっかり研いで再スタート。

ポツリと釣れて女史もヤマメを追加。

通称?代表'sキッチンポイントに差し掛かると、学生登山隊に先を越され、少し上流の、これから釣りますよ!というところに接近して写真撮影したり。いいポイントを次々と潰されて...

登山道と別れるところからは、なかなかに良いところの連続なので女史に先行していただきました。

少し行くと、一気に階段状になり頭上も開けて良い魚が入っているところもありますが、久しぶりに来た今回は、だいぶ様変わりして、魚の定位できそうなところがなくなっていました。

一気に登って、定番ポイントに着くと、右に視線を感じ目をやると、登山デートのカップルが!(汗)こりゃダメだ...さすが週末...

さらにもう一段上がると、何組もの登山客で賑わい、入れ替わり立ち替わり写真撮影。

こちらもお昼にしました。

昼食中にも何組か行ったり来たりしているのが見え、そのうちの一行は、「こっちがルートで大丈夫ですかね?」と谷間を降りていこうとし、「○○方面はどっちですか?」と。どこのルートで来たのかわかりませんでしたが、この滝に降りてくるのにしっかりとした看板がある上に、そもそも知らないところに行くのに地図すら持っていないなんて!

波平女史からは、K閣下と出かけた時のとんでもない話やインスタで流行り?の驚きのイベントのお話に、驚きを超えて呆れてしまうようなことがたくさんあるようです。最低限、1/50000の登山マップと国土地理院の1/25000マップ、コンパスは持参すべきでしょうね。

昼食を終えた頃、お昼時を過ぎると登山客も落ち着き、滝を探ってみるとチビのチェイスが少しだけ。あれだけ人が来たからしょうがないか。

それにしても、滝壺が砂で少しづつ埋まり、もう少しで、ほとんど浸からずに滝行にいけそう(汗)ポイントも減り、滝壺の吸引力という名の魅力が半減してしまった印象です。

釣りもほどほどに写真撮影タイム(笑)長秒露光撮影中の波平女史。撮影結果はどうだったでしょう?

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 気がつくと15:00を回っていました。2時間は、ここで遊んでいたようで急いで下山しました(汗)

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波平女史のバイク、オフロードで林道なんか実に走りやすそうです。

TTCで休憩させていただいてから帰路に着くも、あまりの睡魔に居眠りしそうになり、2回もの途中仮眠でなんとか帰宅しました。その後、12:00を過ぎても体は疲れているのに目は冴えているという...しかし、ベットに横になるといつの間にか落ちていました(笑)

潤った苔の美しい渓で、秋色になり始めた美しい魚に出会い、とても楽しくリフレッシュできました。同行していただいた波平女史にも感謝です!

 

 竿ーがまかつ水舞40(30メインで使用)

ラインーテンカラFC2.5号 3m

ハリスーGM鮎0.6号 1m

毛鉤ー#12(メイン使用)と#10に巻いた毛鉤。