今期、最終釣行はOKOK。

今期の最終釣行へ、TTさんとOKOK(奥奥)の谷へと行ってきました。
日の出が遅くなったことで、前回、目的地出発時間を30分遅らせた2:30に出発。
家の付近は霧雨程度と、天気予報通りだと安心していたのも束の間で、目的地に近付くにつれて、ザーザー降り(汗)
テクノロジーの進化とは凄いもので、心配な天気を早速、御ネット様に聞いてみる。
雨雲の動きを1時間単位で見ることのできるページは、天気予報よりもリアルタイムで様子がわかるのでいいですね。(100%信用はできない。
御ネット様によると、歩き出し予定4:00過ぎには雨雲は通過し、止むだろうとの事でしたが、雨足が弱まる気配が無い。さらには、空がピカっと光り、雷鳴も、時より何処かに落ちたような稲光まで。「雨雲の動き」に「落雷」を知らせるマップを重ねても、目的地周辺の雷の情報はは無かった。
とりあえず、車止めに向かい、4:00頃に到着すると、「雨雲の動き」情報通りに、雨が止んでくれて、ホッとしました。御ネット様凄し!
用意を済ませ、真っ暗な中、ヘッデンを灯して歩き出したのも束の間、時々ピカ!ピカ!っと(汗)

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一時間ほどの林道歩きから、登山道へ入るところで、数日前に釣行された方の情報もあるし、雨の後で滑るだろうと、初めてピンソールを装着。

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買ってはあったものの押し入れに放置し、セッティングもしていなかったので、前夜に急いでセッティングしたものの、片方を間違えてセットしていました(汗)取り付けは、しっかりとできたので登山道へ暗い森の中はヘッデンを灯しました。

目的の谷と本流筋が分かれるところに架かる橋を通ると、本流筋は、連日の雨と台風により、何処かで崩れた箇所があるかのようなコーヒー牛乳色の濁流。目的の川は、水量こそ少し多いものの、然程の濁りも認められず、この時は良い感じかなと思い、キツイ登りへと突入していきました。

明るくなってくると、黄色や赤に染まり始めた木々が目に付き、秋の訪れを感じます。

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ピンソールのグリップ力のおかげか、斜面の上り下りがいつもより楽にかんじます。それでも、一月も食っちゃ寝して増量した体にはキツイのですが…落ちている棒をストック代わりに歩いて行くと、時々ある木道が濡れて滑りやすそう。しかも、朽ちている感じが、より強調されています(汗)これもピンソールのおかげで、滑らずサササッと通過。

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途中の落ち葉の中に、ミヤマクワガタを発見!しかし、もう虫の息で僅かに動く程度と寿命のようでした。

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雨で濡れて靄のかかる谷の中では、しっとりと濡れてフワフワの苔とシダ植物がとても綺麗。日本ならではの光景に癒されます。

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崩れて落ちかけた木道を慎重に通過。

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登山道と川が接近して、いよいよ入渓点が近づいてきました。逸る気持ちを抑えて、あとひと登り。

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入渓点に到着し、準備をしながら水に足をつけてみると、冷たい!水温計で測ると9℃…急な前夜の気温低下もあってか渋そうな雰囲気が漂う…

靄が立ち込めるなか、8:10釣スタート!

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前に良型が出た、ここぞ!と言うポイントをTTさんが丁寧に攻めても出てこない(汗)

流れの巻や抉れ、流心下などを丁寧に攻めて、時に誘っても、なかなか反応を得られない中で、一尾目をヒット!23cmほどの魚が流心横のヨレに流心下から出てきました。

写真を撮ろうと、イワナを浅場に横たえ、カメラを用意していると、ホップステップジャンプと跳ねて流れの中へ(汗)第一尾目は、必ず撮るようにしているところを油断しました。しっかりネットに入れておけばよかったと後悔。

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程なくして21cmも釣れました。

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渓に枝垂れるように咲いていた、綺麗な花。初めて見ました。図鑑で見ても見つけることがでしません。なんでしょう。(*追記:この植物は、根の辺りに猛毒を持つ、あの有名なトリカブトと判明しました。Uさんと王妃様、ありがとうございました。)

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アワセた瞬間、後方へ飛んでしまうようなおチビちゃんも多数釣れました。#10や8の針に巻いた毛鉤を普通に喰ってきて、時々あるアタリを合わせても乗らないのは、チビが一生懸命喰おうとしているからのよう。

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プルンと、そして、しっとりしたキノコが苔の緑と綺麗です。

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少し深めの背瀬の流れ出しがカーブして、岩影になってしまうところを流すと、少し緩めておいたハリスがスッと引かれ、アワセを入れると、竿がギュッと絞られました。

お!今日一の引き!と慎重に寄せてくると28cmで黒々と茶色の魚体。目の上にはオシャレでブルーなアイシャドウ。

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たくさんのチビが後方に飛んでいくなか、まあまあサイズを釣り上げて、リリース。ふと視線を感じ、そちらを見ると、目の前、50cmほどの岩の上にガマのオヤビンが、ナンジャワレ!と鎮座。ドキッとしたので、視線の相手が熊じゃなくてよかった(笑)

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時々、ポツポツと雨が降ったりで気温も上がらず、程よいところまで来たので、お昼にしました。

食後には、コーヒーが欠かせません(笑)

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天気予報では、7:00くらいから晴れ予報だったのに反して曇っていたところ、遂に、青空とともに暖かい日光が差し込んできました。

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活性が上がるか!と意気込んで後半戦へ。スロースターターのイワナに思ったほどの反応はありません(汗)

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ポツポツと釣りながら、次第に流れも細くなり、しばらく反応の無い状況が続き、もういなのかな?と思いつつ、良さげなところに何投かしていると、最後の最後に出た!デカイ!

しかし、油断していてミス!逃した魚は常に大きいです!その魚が白泡の下に猛ダッシュすると、別の魚がパニック状態に(汗)いつも、そう、油断というか完全に無の状態で大物がでてくる。無だから一番良いところに自然と毛鉤を入れて、自然に流せて、殺気も無いから悟られないからなのか…?。なんでもそう、いつもそう一番良い時は何も考えてい無い時(汗)釣りの時くらいどうにかしたいとおもっていますが…

そのポイントからまたらしばらく釣れないでいると、流れの中に良型を発見!この日初めて流れに魚影を確認しました。ようやく活性が上がってきたよう。

一投目。少し上流へ毛鉤を入れると、頭上を通過するタイミングで、ハッと気付き慌てて喰おうとするも失敗。少し待ってからの第二投目。一投目と同じように、慌てて喰おうとするも失敗。オイオイ!

三投目、またしても食い損ねる…

今度は、間を空けずに毛鉤を入れると、今度はしっかり喰った!上がってきたのは、26cmとなかなかの良型。

写真を撮っていると、何か気配を感じて、ハッとすると、追い越して上段へ行ったTTさんが降りてきました。

その手には、小さなネットにはみ出した、イワナの姿が!デカイ!

TTさんの釣り上げたイワナは29cm。この日二人合わせて最大の魚に興奮しました。

どうせなのでツインショット(笑)

良型のメスが小さくみえる、カッコいいオス!

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TTさんの釣り上げたポイントから、さらに一段上がると21cmほどのイワナが釣れました。

細い流れがより細く、階段状より段々に。

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魚が入っていそうな有望ポイントでは魚影すら確認できず、雨による増水での水量と判断し、時間も時間だったので退渓。

この日は、ずっと3号のレベルラインを使っていました。しかし、キャストを繰り返しながら、なんだか3号っぽくないな、久しぶりに使う竿のせいかな?と思いながら釣りをしていました。しかし、仕掛けをしまう時に、スプールを見ると「FC投げ2号」と......3号のレベルラインを使っていませんでした(汗笑)

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登山道とぶつかるところまで、沢下り。登山道からは、またピンソールを装着し、下山開始!

青空もつかの間で、曇り、雨が降り出して、レインウエアも再着用(汗)

最後の心臓破りの坂で、ヤマカガシ?の小さな幼体を発見し。坂を頑張って林道に登り、連れ出した幼体を撮影してみると、目がギョ!っとしていました(汗)でも可愛いですね。

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林道を歩いて歩いて、駐車地点へ着く頃には18:00頃になり、あたりもすっかり暗くなる始めていました。

今シーズンの最終釣行は、自然と釣りを満喫できOK!OK!!!と楽しかったです(笑)

天気もすぐれない中、遠くまでご一緒いただいたTTさん、事前情報をいただいたクリボウさんに感謝です。

 

イワナー28cmを筆頭に8寸クラス、7寸クラスを数匹づつと、たくさんのチビ

竿ー別誂 金剛36 特製布袋竹握り (改) 3.3mで使用

ラインーぶっ飛びテンカラ3号のつもりが、FC投げ2号。3.3m

ハリスーGM FX 0.8号 1.0号 70~100cm

毛鉤ー#10と#8に巻いた毛鉤