霧雨の渓へ

梅雨ですね。霧雨の渓へ出掛けました。f:id:petauro:20140705112108j:plain

目的の渓の駐車場所へ向かう前に奥の奥方面はどこまでバイクで行けるのだろうか?と一度そちら方面へ曲がるとすぐに代表の車が。MKさんと奥奥へ行かれると聞いていたので雨で転戦されたかと思いながら、未舗装林道になる所でUターンし駐車、目的地を目指します。

林道を歩きながら真新しい2人分の足跡に「先行者?いやいや代表とMKさんのだよ」と一人で思っていると、途中の枝沢より先には目につかなくなりました。「そちらにいったんだな、きっと」と思いながら歩きます。地図上で林道が渓より大きく離れる手前の3.5Kポストから下降、入渓する事にしました。

この日は、グリップの塗りが間に合った待望の「金剛せきれい」での釣行です。そして入渓間もなく入魂完了!

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その後、増水もあり、先行者と思われる新しい踏み跡もあり反応無しで、あっという間にいつもの退渓点に着きました。この間、突然、絶壁から鹿が一頭ドドドっと駆け下りて来て眼前を通過、川をバッシャバシャと渡り駆けて行ったり、そびえ立つ岸壁の上からドボン!ドボボン!と落石があったりしました。当たらなくてホッとしています。そして増水で腰上まで水に入らないと通過できない所が有り、やむなくドボンと行ったりしました(大汗)

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この先の木々のトンネル間も反応がありません。見つけた魚もかなりスレているようで、あり得ない距離から走られたり毛鉤を見に来ても驚いて逃げてしまったり(汗)

苔むした岩と張り付くようにそびえる木々がとても美しいです。

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しばらく行くとポツポツ釣れるようになって来ました。

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このくらいのサイズが相手をしてくれます(嬉)

 更に釣り上がって行くと、とても綺麗な24cmの「黄金イワナ」が出ました!

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とても綺麗なこのイワナは、増水時にだけ出来るような、チョロチョロと流入してくるような大きな水たまりのような所に毛鉤を着水させ、しばらく放っておく「放っとけ釣法」で沈んだ岩陰からスーっと出て来ました。写真を撮り終えてもう一度同じ所に同じように打ち、少しするともう一尾出て来ましたが、針はずれ・・・試しにもう一投してみると今度は、小さいですがヤマメが出て来ました(笑)

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ここはまた別のポイントで、同じように「放っとけ釣法」でイワナが出ましたが流木に絡みラインブレイク(汗)こう言う所も要チェックですね。

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 時々、倒木などは有りますが、せきれい3.6mにミディ3.6m、ハリス半ヒロで気持ちよく降る事が出来ます。上に行くと被りが増えてきますが。

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どのくらい上まで行ったのかわかりませんが、良型のヤマメも出るようになりました。

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このくらいのヤマメが釣れると、とても気持ちがよいですね。

最後の方は、コンデジで撮っています。霧雨が酷くなって、雨粒を集めた葉が大粒の雨を降らせ、デジイチはザックに仕舞ってしまいました。

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巨岩と巨木が階段状になる辺りで納竿しました。

沢通しに下ると先行者らしき人が。途中からどこか枝沢に入ったのでしょうか。対岸にいた方にペコリと挨拶を交わし先を急いで下山。TTCが閉場する前に!と思っていましたが、間に合わず・・・

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別な谷のボスポイント辺りを観察しに行き、帰路に着きました。完全防水を唱う靴はなぜがびしょ濡れ、帰りに好日へよろうと思っていましたが、とてもな格好で寄れず・・・家に着くと20:00。

次の釣行が8月後半になってしまうかも知れない事を考えるとショボーンとしてしまいます。