昨日の毛鉤の巻き方(写真付き版)
<使ったマテリアル>
- フック=TMC2312#10
- スレッド=UNI Thread 8/0 Camel
- アブドメン(腹部)=SUPER FINE-BROWN
- ソラックス(胸部)=ピーコックハール レッドダイド
- ウイング=エルクヘア(濃い色味のナチュラル)
- その他、ヘンフェザントのサドル、コックサドル(ブラウン)、ゴールドリブ
先ず、スレッドでファンデーション(した巻き)します。1往復、密に施す事でマテリアルの乗りが良くなります。
次に、ゴールドリブを取り付けます。ここもしっかりスレッド1往復。
ダビング材を少量づつスレッドに撚り付け、巻き付けを繰り返し、虫の腹部のイメージでこんもりとシャンクの1/2くらいで。出来上がったら、先に取り付けておいたゴールドリブを、節目に見立ててリビングし、スレッドで固定したら余分をカット。
シャンクと同じ長さくらいのファイバーのヘンフェザントを用意して、ウェッブを少し残した状態で余分を取り去った羽根を表を上にして取り付け、余分をカット。
3〜4回転巻きつけたら余分をカット。
上から見て、半々になる様に分けます。
分けたら指で押さえ付け、スレッドで根元を固定します。
固定出来ました。アブドメンのテーパーとスレッドのテンションのかけ具合で羽根の開き具合を調節出来ます。
25〜30本くらい切り出したエルクヘアを取り付けます。余分は綺麗にカットしてしまいます。
カットしたあとをテーパーがつく様にスレッドで、巻き均します。
コックサドルを裏面が上を向く様に取り付け、次にピーコックハールを3本取り付けます。ソラックスの太さはピーコックハールの本数で調節します。
取り付けたピーコックハールを、ツイスターを使いツイスト。こうすると、切れやすいピーコックの強度が増し、ファイバーが立つので綺麗に仕上がります。
ツイストしたピーコックを巻いてとめますとめます。
次に、コックサドルでボディハックルにします。少し間隔を開けて4〜5回転して止めます。上部のファイバーを全てカットします。
アイのギリギリにスレッドを置き、30本くらい切り出したエルクヘアをスタッカーで整えて、スレッドで3回転巻いたらジワリと絞めて、これを3〜4回繰り返し、しっかり固定します。エルクヘアの開き具合は気にしなくても大丈夫です。
余分は綺麗にカットして、カットしたあとをスレッドで均します。
アイの長さくらいの後ろにスレッドを置き、エルクヘアを折り返して、巻き止めます。ここでエルクヘアの開き具合を調節します。
ボディハックルの下をV字にカットして出来上がり。
後方半分は、伝承系やピューパ系にエルクヘアのウイングを取り付けたスタイル。前方半分は、エルクヘアカディスです。
作っていく過程で、いろいろなパターンが、ミックスされた形になりました。