秋山川上流へ釣査。

水生昆虫勉強会の後は、水生昆虫を採集、分類した会場の秋山学寮前にある商店にて日釣り券を購入の後、上流方向を目指しました。(吉田代表は、父の日とあって早めのご帰還)

道中ずっと里川の様子で、次第に平らなところとV字に切れ込んだ谷間を交互に繰り返すように登って行きます。道中、なかなかの山女魚が見えたりしました。
3手に別れて釣ることになり、ウオッチ図で釣り場辺りを確認しつつ、一番上の沢と道が離れて行くところから川へ降りることにました。釣り支度をしていると、先行者のルアーの方が下山してきました。少し話を伺うと厳しそうなイメージ。
天気予報に反して、降らなかった雨も少しづつ降りだし、良さげな雰囲気を感じます。
降りると直ぐに砂防堰堤がありました。堰堤上の特有なフラットな流れから釣りスタート。
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道から見えた堰堤より下の様子とは全く異なり、カブリだけでなく写真のように落下した枝や倒木など、物凄い「藪」に普通のキャストは不可能なところだけという(汗)
水舞40を30で使用。ズームロッドは、初めての場所でとても有効ですね。
ラインは2号3.3mにハリスGM0.6号を1.2mとしましたが、即座にラインを2.5号3m.ハリスを60cmほどに変更しました。
横たわる倒木の枝や蜘蛛の巣を回避しながらピンポイントで毛鉤を入れると早速15cmほどの山女魚が顔を見せてくれました。
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この後も、ここぞというピンポイントからは、同じようなサイズが顔を出してくれました。

少し釣りあがって行くと、首肌に違和感を覚え、その場所のモノを摘み上げると、なんとヤマビル!!!水生生物採集の時に専門家の金田先生が吸血されたのを思い出し、とっさにハッカスプレーで撃退!全身に振りまきました。ここ最近、増加したそうです。

ありったけの障害物があり、身を隠すには苦労しません。しかし、小雨の影響かヒルも絶好調なようで倒木などに這い上がり、乗り越えるところを待ち構えているような(汗)

倒木と岩に身を隠し、毛鉤を送り込んで行くと小さなアタリ。

暗い沢特有の色で尾鰭の先端が尖った綺麗な7寸山女魚が釣れました。

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17cm前後がアベレージのようで、山女魚だけ7尾キャッチ。

ところどころで見せてくれる雨で濡れた苔の絶景。

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少し行くとまた堰堤があり、越えるとデジャブを見ているような釣り始めたた場所と同じような風景が。

釣りはせずに遡行して様子をみてみました。

釣りをした区間と同様に植林された杉が谷へ倒れこみ、丸太状に切り分けられた杉も大量に落下、放置されている状態と、またしても堰堤。越えるとまた同じ景色の始まり…

あらかじめ落としておいた国土地理院の地図を見ながら、尾根を登り道へ出て、下流へ向かったきょーじさんを発見!ちょうど退渓のところでした。

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着替えながら、ヒルチェックをすると、出てくる出てくる!ハッカスプレーをシュッとひと吹きで撃退。濡れモノをビニール袋で密閉。家庭にヒルは持ち込めません。

次第いに雨も強くなり始め、役員のSさんとも落ち合って帰路につきます。

朝に道沿いで見かけた、手打ちラーメンの看板が気になり、ラーメン狂の狂次さんたっての希望?で食していくことに。

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ご当地ラーメンでしょうか。初めてのタイプです。

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スープは、美味しい!麺が???で☆☆☆といったところ。
帰る頃に雨脚が強まり、採集中と釣行中に降らなくて良かったです。
自宅に着く頃には22:00を過ぎ、きょーじさんは更に1時間。大変お疲れ様でした&ありがとうございました!
滅多に出来ない経験をさせて頂くことができ、役員のSさんにも感謝です。
早速、水生昆虫採集用のネットとトレー、カップ、小瓶を用意してみようかと思います(笑)
 
ヤマメ、7尾
ヤマビル、5
 竿、がまかつ テンカラ水舞40
ライン、ラインシステム レベルラインFC2.5号3m
ハリス、GM0.6号60cm
毛鉤、#16に巻いた毛鉤(対ヤマメの時は、このくらいをスタンダードとしています。)